「共有データ・ストア」で説明するように、データ・ストアは排他モードまたは共有モードのいずれかでアクセスできます。共有データ・ストアが複数のトランザクションによってアクセスされる場合、データ・ストアの同一データに対する同時の変更とスキャンを調整する方法が必要となります。
TimesTenでは、2つのツールを使用してデータへの同時アクセスを調整します。
アプリケーションでは、接続に対して2つのトランザクションの分離レベルのいずれかを選択して、フェッチ行に対するロックの設定方法を制御できます。分離レベルについては、「トランザクションの独立性」を参照してください。
また、TimesTenではSMPスケール属性も提供されます。マルチプロセッサ・マシン上でアプリケーションを実行している場合、この属性を使用してラッチを調整すると、最大のパフォーマンスを得ることができます。SMPスケールについては、「詳細情報」を参照してください。